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馬上の楽園
地上の楽園は馬の背にあり。-コーラン

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DATE: 2012/02/17(金)   CATEGORY: Horse-Man-ship
【久しぶりに動画】馬のしつけ
昨日から持病?の神経痛で重い馬と化しているachevalです。。。

空気を変えましょう(笑)

たいした動画ではないんですが^^;

まぁお楽しみで。



馬…というと、犬猫と違い、日常触れ合うことの少ない動物。

たとえ乗馬クラブに行っても、どこか距離がある…

「ホースマンシップ」とか聞くと、なんだかさらに遠くに感じたり…苦笑

シロウトじゃ飼えないな…と。

でも考えてみれば、一昔前までは、どこの農家にも当たり前にいたんですよね。

私は東京の国立出身ですが、

父がよく、自身の子供時代の話で、国立の裏通りを、荷車引く馬と一緒に飲み屋をはしごする飲兵衛のおじさんの話をしていました。

まぁ当時の馬がサラブレッドでなかったのは確かですが(笑)

ただ、いろんな○○ホースマンシップというのが出回れば出回るほど、人と馬の関係は逆方向に行っている気がするんですよ。私は。

特に日本人は、馬との付き合い方は、本能的な部分なのか文化的なものなのか、はっきりとは分かりませんが、DNAにその「ハウツー」が入ってる気がします。

だから余計なテクやノウハウを仕入れたりしないで、素直に向き合ってみるのが一番うまく行くと思ってます。


よく、「塩谷さんは犬とか猫と暮らすみたいに馬と暮らしてる」って言われるのですが、

その風景を、地元の年配の郵便屋さんなんかには、

「懐かしい光景だ」

と言われます。

もちろん、馬を扱う上ではそれなりに「危険」もあります。

でもそれって、犬を飼うときもそうですよね。

権勢症候群(って今も言うのかな?)とか、ちょっとしつけ間違えば、犬種によっては飼い主が命を落とすこともある。

だから、動物と暮らす上では、正しい知識や勉強は必要だけど、

でも、何万ってお金払って、「○○ドッグズマンシップ」の講習を受けたり、訓練士に来てもらわないと犬は飼えない、なんてことはないですよね。

馬も同じなんですよ。


…何が言いたいかというと、馬のしつけも犬のしつけも基本は同じ、付き合い方も基本は同じということです(^^)

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DATE: 2009/08/27(木)   CATEGORY: Horse-Man-ship
馬の祈り
わたしに食物と水をお与えください。
一日の仕事のあとには、どうかわたしを気遣ってください。

わたしが安心できる住処を
清潔な寝わらと広い馬房をお与えください。

わたしに話しかけてください。
声をかけてください。そうすれば、手綱を使わなくてもすむのです。

わたしに優しくしてください。
そうすれば、わたしは喜んであなたを愛し、お仕えします。

上り坂を行くとき、手綱をひっぱったり
鞭で追い立てたりしないでください。

わたしがあなたの言うことを理解できないとしても
叩いたり蹴ったりしないでください。
そうではなく、わたしが理解するための時間をください。

わたしがあなたの指示のとおりに動かなくても
わたしが不従順だと思わないで下さい。
おそらく馬具かひづめの具合が良くないのです。

わたしが飼い葉を食べないようなときには
わたしの歯を調べてください。
おそらく歯が悪くなっているのです。
その痛さをあなたもよくご存知のはずです。

引き綱を短く縛らないでください。
また、わたしの尾を編まないでください。
尾はわたしにとって、蝿や蚊と闘う唯一の武器なのです。

そして最後に、愛するご主人様
ついにわたしが役に立たなくなったときには
わたしが飢えて凍えるままにしないでください。
わたしを売らないでください。

わたしを新しい主人のもとへ送らないでください。
その人はわたしを痛めつけて殺すかもしれません。
飢え死にさせるかもしれません。

そうではなく、愛するご主人様、そのときには
あなたのその手で、わたしを安らかに
ひと思いに殺してください。

そうすれば、神はこの世と次の世においても
あなたに恵みをお与えくださるでしょう。

わたしがこのようなことをあなたにお願いするからといって
不愉快だなどと思わないでください。

わたしはこのことを主の名において、
わたしと同じく馬小屋にて生を受けた、あなたの救い主、
イエス・キリストの名においてお願いするのです。

アーメン。


(英国のある古い馬小屋の壁に書かれていた詩:acheval訳、最終編集日:2013年3月23日 出典:Dressage in Harmony by Walter Zettl)


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DATE: 2009/07/02(木)   CATEGORY: Horse-Man-ship
再会と新しい出会い【後編】
音速の勢いで毎日が過ぎてゆき、お話の続きを書く間もないまま昨日ふたたびほぼ一日がかりで牧場へ行ってきました。ゼットと牧場の別の一頭をトレーニングした後、バーマン&デニスとちょっと遊んでから本場へ戻り、ついにコレをゲット。↓

原料入手。

プロジェクトオリジナルグッズに使用する「馬のしっぽの毛」です先週はバタバタですっかり忘れてたので今日こそは!と思って頂戴してきました。

大事な尾を提供してくれたツルギゴゼン(葦毛♀)とカシマドリーム(鹿毛♂)、そして「抜け毛」を得るべくブラッシングに精を出してくださった場長、ありがとうございます^^(「尾は馬の命」ということで、切るのではなくブラシして抜けた毛をいただいてきました…それにしても大量・笑)

さて、昨日の様子はまた改めるとして、今日は前回までの続きです。



  *  *  *  *  *  *






元厩務員のTさん宅へ着いたときはもう6時近かった。
忙しい時間に申し訳ない気持ちでいっぱいだったものの、やはり大事なお話は直接会って話すのが一番、とくに最初は肝心…

正直どこからお話したらいいのか分からなかったのですが、場長が、わたしやプロジェクトの概要を紹介してくださって、バトンタッチ…という感じでできるだけ具体的かつ分かりやすく説明したつもりでしたが…やはり話を聞いてすぐは、Tさんも驚きより何より「疑念」「不安」ばかりで聞いてらしたのだろうと思います。当然といえば当然の反応。でもわたしとしては安易に「すごーいそれイイですねぇ」と言われるよりは安心感があった。

「あんなことやこんなことは大丈夫なのか?」「現実的な可能性をどれほど考えて計画しているのか?」といったことを立て続けに質問され、細かなところの計画やアイデアや方法をお話していくうち、Tさんも厩務員時代の辛い経験を少しずつお話してくださり…、、、


担当していた馬が引退したとき、「乗馬で使うから」と言われて乗馬クラブに譲ったら、あっというまに肉屋に出されてしまった。

そんな経験は一度ではなかった。

乗馬クラブで使ってもらえたところで、結局酷使されるだけとわかった。

そして乗馬クラブとて、手に余ればやはり、あっさり処分してしまう。

競走馬が「乗馬」になるために必要な時間を与えてくれるところもほとんどなかった。…


話し出してまもなく、Tさんは体を震わせ、嗚咽で言葉が続かなくなった。

男社会の競馬界のただ中で、華奢な体で馬たちのために休みなく働き、「馬は経済動物」という利己的な見方に一切妥協せず、16年間わが子のように馬たちに愛情を注いできたTさん。

身を切られる思い、断腸の思い、という表現でも足りないのではと思うような経験をイヤというほどされてきた。


今回バーマンたち3頭が引退することになり、馬たちの命と幸せを守るために自身も厩務員を辞めることにし、馬たちを安心して預けられるところ、馬たちの幸せを保証できる場所として、「やっぱりここしかない」ということで、場長を頼ってこられたのだそうだ。


乗馬クラブに行く馬が、必ずみな一様に虐待的な扱いを受けるわけではないにしても、やはり乗馬クラブは「娯楽施設」である以上、今のような不況の時代には特に、経営難を強いられるところが圧倒的に多くなる。クラブの経営が傾けば、切られるのは人だけではなく、馬も同じ。ただ馬が人と違うのは、前も書いたけど馬は「次に受け入れてくれる乗馬クラブ」でもなければ殺処分されてしまうことだ。

景気が悪い以上、「次の受け入れ先」はそう簡単には見つからない。見つかっても、経費節減で「少ない馬で多くの稼働率」を目指すところが多いから、馬は結果的に酷使される。「クラブの練習馬」という身分だから、一頭一頭ケアの行き届いた扱いをされるという保証はない。実際わたしも、担当者が見落としたり発見が遅れたりして命を落とした馬たちを、あちこちの乗馬クラブで見てきた。

そのへんのことはTさんはもう十分承知で、「だから馬たちの幸せを考えたら、絶対に乗馬クラブには渡したくなかった」と言った。

Tさんは以前からすでに、ご自分で引き取った引退競走馬(かつての担当馬)を、場長の経営するホースパラダイス群馬に預託されてきていた。笠松と群馬という遠距離で、仕事は忙しく、めったに会いにこられなかったが、それでも場長のところなら安心だったと言った。

わたしも、以前はマロン、今はゼット、妊娠・出産のためにずっと来れなかった時期が一年近かったけれど、ここのように「オーナーがまったく顔を出せなくても安心していられる預託先」は、やはりなかなかないと思う。

当初は、以前から預託していた子と、今回連れてきた馬たちと、全頭の預託料を自力でまかなうつもりだったというTさん。でも場長は、「このご時勢、そんなに一人で無理を抱えたら、体だけじゃなくて心まで参っちゃう」と心配し、プロジェクトを通じて「共同オーナー」という形を考えてみたらどうか、とTさんに話し、Tさんは、わが子同然に愛情をかけて見守ってきた子達だからこそ、安心してお願いできる場長のところを選び、自分自身もその近くまで越してきたので、他所へやるよりはずっと場長のところで、自分の身近で、幸せになってくれたら嬉しい、とのことだった。



実は、Tさんから聞いた話は、他にもあった。
そしてそれはわたしにとっては衝撃的な事実であった。正直、今ここへきてこんな衝撃を受けるとは思ってもいなかった。今まで知りもしなかった競馬界の闇。。。次回【番外編】で。。。

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