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人と自然とこころ
毎日犬の散歩で一緒になるからすのつがいが最近、
巣立ち目前のひなを連れて出てくることが多くなってきた。
真っ黒なひなの姿格好は親鳥と見違えるほどだけど、
数メートル飛ぶたびに親に甘える様子はまだまだ子供。
そんなひなを、親鳥もなだめすかして何度も飛ぶ練習をさせている。
その様子を眺めながら、道々口をついて出てきた鼻歌が、「七つの子」。
からす なぜなくの
からすは山に
かわいい七つの子があるからよ
かわい かわい と からすはなくの
かわい かわい と なくんだよ
山の 古巣へ
行って見てごらん
まあるい目をした いい子だよ
この歌を作った人も、子供に歌って聞かせた親や先生も、
なにも「親子の情愛」を子供に恩着せがましく教え込もうとしたわけでも、
からすにその役割をなすりつけたのでもなく、
ただからすの親がカァカァと空に鳴いている姿が、
わが子を「かわいい、かわいい」といつくしんでいる姿に見えた。
人が自分の子供をいつくしむのと同じ情愛が、
きっとからすの親の中にもあるのを自然と感じ取った。
いや、というか逆で、
からすの親がひなをいつくしむ姿をきっと目にして、
わが子を大切に思う思いを新たにした、
からすや自然をお手本と仰いで尊び、いつくしむ心が、
きっとこの歌になったのではないかと思うのです。
昔、からすは人の友だちで、先生だった。
昔、自然は神様だった。
この歌を、やさしく歌い継ぐこころが今も人の中にあったなら、
地球をゴミだらけにしておいて、からすを「害鳥」などと呼ぶことは
きっと誰もしなかったろうに。
巣立ち目前のひなを連れて出てくることが多くなってきた。
真っ黒なひなの姿格好は親鳥と見違えるほどだけど、
数メートル飛ぶたびに親に甘える様子はまだまだ子供。
そんなひなを、親鳥もなだめすかして何度も飛ぶ練習をさせている。
その様子を眺めながら、道々口をついて出てきた鼻歌が、「七つの子」。
からす なぜなくの
からすは山に
かわいい七つの子があるからよ
かわい かわい と からすはなくの
かわい かわい と なくんだよ
山の 古巣へ
行って見てごらん
まあるい目をした いい子だよ
この歌を作った人も、子供に歌って聞かせた親や先生も、
なにも「親子の情愛」を子供に恩着せがましく教え込もうとしたわけでも、
からすにその役割をなすりつけたのでもなく、
ただからすの親がカァカァと空に鳴いている姿が、
わが子を「かわいい、かわいい」といつくしんでいる姿に見えた。
人が自分の子供をいつくしむのと同じ情愛が、
きっとからすの親の中にもあるのを自然と感じ取った。
いや、というか逆で、
からすの親がひなをいつくしむ姿をきっと目にして、
わが子を大切に思う思いを新たにした、
からすや自然をお手本と仰いで尊び、いつくしむ心が、
きっとこの歌になったのではないかと思うのです。
昔、からすは人の友だちで、先生だった。
昔、自然は神様だった。
この歌を、やさしく歌い継ぐこころが今も人の中にあったなら、
地球をゴミだらけにしておいて、からすを「害鳥」などと呼ぶことは
きっと誰もしなかったろうに。
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無知より重い罪
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