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【動画あり】眠れる才能
ビンちゃんが我が家に来て一週間がたちました(^^)

とりあえず、最初の1日半は厩舎内の空き馬房ですごしてもらい、その間に、数日前から取り掛かっていた『シェルターつきパドック』をなんとか完成させました

やった~足掛け3日、シェルター付きパドック完成☆
(C)paradisacheval

右手前の角の杭は、なんと、22日~24日まで遊びにきていてくださったユリリさん姉妹が打ち込んでくださったもの!!
記念碑的杭です(´∀`人)

ここは本厩舎同様、朝一番に朝日が注ぎ込むのと、建物内の床が少し高くて水はけがいいので、シェルターにはもってこい。


朝日を浴びて朝ごはん~♪朝6時半すぎでこんな感じ。
朝ごはん中ビンちゃん♪
(C)paradisacheval


それまで簡易丸馬場だったパドックも、杭を新しく5本ほど立てることで、約10m×10mの理想的な角馬場になりました♪

これで、新しい子達のトレーニングはもちろん、ベルやゼットの運動もずっとしやすくなります(^^)v


で、ビンちゃんさっそくこちらへお引越し。


我が家へ来てまず覚えてもらう必要があるのは、ここの主人はわたしであるということと、群れとしての我が家のルールです。

主人であるわたしとの個人的な関係作りをまずしっかりとやってから、他の馬たちとの関係作りに移ります。


゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。


さて。。。

何年もの間、養老牧場さんの放牧場で、のんびり過ごしてきたビン。

そこにはIさんの「競馬で頑張った分、あとは乗ったりしないでゆっくりしてほしい」という心遣いがあったのですが、でも、年齢的にはまだまだ働き盛りの元気いっぱい、少し、のんびりしすぎてしまったようです。

痩せているというわけではないのですが、すっかり筋肉が落ちてしまっています。

胸のあたりや前腕付け根から肩にかけてと、そして特にトモ(太ももの部分)のあたりが、ちょっと寂しい、、、

SN3G0629_0001.jpg


3歳年上のベルの筋肉のつき方と比べて見ると、

SN3G0633.jpg


よくわかりますね(^^;


筋肉をつけてやらないことには、自分の体重を支えることがしづらく、体の余計なところに負担がかかるし、バランスを崩しやすいので怪我、故障の原因にもなり危険です。

「トモが弱い馬」とも聞いてましたが、それもおそらく生来の弱さではなく、この筋肉のなさのせいではないかと。

蟻洞のある左前(蹄)を心配してましたが、実際は痛みもない様子で破行もしていないし、自主的によく動いているので、我が家へ着た翌々日(26日)から、軽い運動に調教を織り込んだトレーニングを始めました。

こちら↓は、その26日、トレーニングを始めようと決断したきっかけの動画です(^^♪




何かにちょっとびっくりした後で、少しだけ興奮が残ってますが、だとしても、この動き!

こんなにサスペンションのある速歩ができるサラは、なかなかいないです。

速歩をして、後肢が後ろに流れない!

もともと、胴も首も短めで、負担の少ない古典的体格をもったビンちゃん。しっかりと頭を上げた姿勢が容易に取れ、速歩、駈歩をしてもその姿勢を保てるのは、それだけでもかなりバランス的にメリットです。

そしてこちら↓は、実際のトレーニングの様子。

今日午前に撮った動画ですが、今日までの間に、わたしが近づいたらきちんとこちらを向くことや、舌鼓の指示に注意を払うことなどは教えてあります。



後ろで「なにやってるのぉ!」といなないてるのは、もちろんアンヌ嬢(^^;

さらには娘が歓声を上げたり(笑)、ワンコたちが遠吠えを始めたり、風に驚いたりと、集中しやすい環境とはとても言い難いですが、それでも一生懸命注意を払ってるビンちゃん。


それにしても、速歩はともかく、駈歩なんて、引退してからいったいどれだけしたんだろう?

バランス自体はいいし、足をかばってもいないのに、駈歩が続きません。
今はまだ、筋肉の落ちてしまったトモにはこれが精一杯なのでしょう。

ただ、駈歩は、長く続けるよりも、数歩の短い駈歩を何度も繰り返すほうが筋力トレーニングにはなるので、これはこれでOK(^^)v


一週間、ビンちゃんを見、一緒に運動などしてきて、わかったこと、、、

それは、ビンちゃんが今必要としているのは、休養でも、のんびり放牧の毎日でもなく、「目的意識」だということ。

もちろん、今までののんびり生活に慣れてしまっているので、運動や調教を始めた最初の数日は、

「かったりぃなぁ~。なんでこんなことしないといけないわけ?ほっといてくれない?」

とブツブツ言っていました(^^;

それでも、ひとたび動き出すと、体がきびきびとバネのある動きをし、もともとキラキラしている瞳がますますキラキラし、そしてそこに、何か、強さのような、飛び出す先を求めているエネルギーのようなものが、にじみ出てくるんです。

あぁ、この子は、すごく能力がある、その能力を、ずっと眠らせたまま来てしまったんだな。

と、思います。


゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。


とはいえ今はまだまだ、ビンちゃんの健康のための軽い運動なので、ほんの10分ほどで終わり。

その後はパドック周辺をクールダウンかねてお散歩してから(実は他の馬たちとのご対面~もやったんだけど、そのことはまた別の機会に^^)、わたしも仕事や厩舎作業にうつり、そして夕方の集牧後、ここへ来て初めて、ビンちゃんと放牧地へお散歩に出ました(^^*

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リーダーであるわたしの動きに常に注意を払い、一定距離を保って動くよう求めています。

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近づきすぎたら、ビンちゃんの目の前に指を立てて、NO!と伝えます。これは、馬が鼻を突き出して、相手を自分のスペースから追い出すときのしぐさと同じ。頭絡から伸びたリードをガチャガチャと揺さぶるのは、無駄に馬を苛立たせることが多いので、わたしは基本的にしません。馬への指示は、ささやかであればあるほど効果があるように思います。

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ふたたび、「それ以上近づいちゃダメ」と伝えます。ビンちゃんよく注意を払ってます(^^*


さて、放牧地を二周ほどして、出入り口に戻ってきたとき、そこで問題発生(笑)

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ギョッ!Σ(-∀-;)…としているビンちゃんの視線の先には、、、そう、息吹母さんが八つ裂き?にして倒した、水桶代わりのバスタブが、、、(笑)

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これ以上近づけないよぉ~という距離のところでリードを張って、ビンちゃんが考えるのを待ちます。ここでリードを引っ張ったり、余計なプレッシャーをかけたりすると、馬の自主性が奪われるので要注意です。

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リードを引っ張ることはしなくても、そのままじっと待っていると、ビンちゃんふと考えて、自分から寄ってきてバスタブを確認。
エライネー(*´ェ` )(´ェ`*)ネー

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でもさすがに、バスタブをゴーンとたたくと、ひえぇっΣ(゚Д゚ノ)ノ と飛びのきます。

続きは、本日最後の動画で(^^)
携帯ムービーなのでちょっと画素荒いです




ビンちゃん、セン馬とはいえ実は、男っ気がすごく強い子のようです。

牡馬というのは、自分よりいろんな意味で強いと認めた相手には、「見習おう」という気持ちを持ちます。ようは、「自分ももっと強くなりたい」のです。

だから、わたしがそこ、バスタブの脇で堂々と(笑)しているのを見ただけで、すぐにバスタブへの恐怖は克服してしまいました(^^)


大事にされ、可愛がられ、トラウマや、ヒトへの不信感がないという点では、わたしが出会ってきた多くの馬たちの中ではとても恵まれているビンちゃん。

眠っている才能を目覚めさせることができて、自分だけの特別な目的意識を持つことができたら、それもまた、オス馬としての自尊心を満たすことにつながって、もっともっと、生き生きと生きることができるような気がします。


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